つま先が引っかかるのは、足首を持ち上げる力が届きにくくなっているサインのことがあります
平らなところで、つまずいた。
スリッパが、脱げやすくなった。
靴をそろえたとき、
片方だけ、つま先が擦れている。
どれも、小さなことです。
年のせい、と流してしまうところです。
歩くという動作のなかで、
足首は細かく働いています。
地面を蹴ったあと、
足を前に運ぶ場面。
このとき、つま先は
わずかに持ち上がっています。
上げていなければ、
地面に引っかかるからです。
意識して上げている人はいません。
指令が、自動的に届いています。
その指令は、膝の外側を通って
すねの前側へ届きます。
膝の少し下、外側。
指で触れると分かる、
骨の出っぱりのすぐ下です。
皮膚のすぐ下を、浅く通り抜けています。
守りの薄い通り道です。
そこが窮屈になると、
届く指令が細くなります。
力が入らないわけではありません。
意識すれば、上がる。
けれど、歩いているあいだの
自動的な持ち上げが、わずかに遅れる。
その数ミリの差で、
つま先が引っかかります。
この変化には、段階があります。
ひとつめ。
足が重い感じがする。
夕方になると、歩きにくい。
ふたつめ。
ときどき、つま先が引っかかる。
スリッパが脱げる。
みっつめ。
つま先が持ち上がらない。
足の甲が垂れる。
階段で、足を高く上げないと上がれない。
みっつめに当てはまるなら、
自分で試す段階ではありません。
回復には時間がかかることがあり、
早いほうがいい種類の症状です。
整形外科への相談を優先してください。
ひとつめ、ふたつめの段階なら、
日常のなかに手がかりがあります。
・脚を組んだまま、長く座っていないか
・いつも同じ側を下にして寝ていないか
・しゃがむ姿勢が続いていないか
・靴下やブーツの口が、そのあたりを締めていないか
秋は、庭の手入れやしゃがむ作業が
増える時期でもあります。
試せることがあります。
・組む向きを、ときどき替える
・座って30分たったら、一度立つ
・しゃがむ作業は、途中で立ち上がる
・膝の外側を締めつけない靴下を選ぶ
どれも、同じ姿勢を
長く続けないための工夫です。
そのうえで、
歩き方や立ち方に偏りがあると、
同じ場所に圧が集まり続けます。
その偏りを、テープ一枚で分散させておく。
貼る位置は、脚の形や歩き方によって変わります。
RESTOREでは、その脚に合う貼り方を、
30分かけて一緒に確かめます。
貼るのは、自分の手です。
つま先が持ち上がらない、足の甲が垂れる、急に出て広がっている、力が入らない。こうした場合は、早めに整形外科へ相談してください。
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