年齢による変化は両側に現れやすく、片側だけの不調には別の理由が重なっていることがあります
もう年だから。
そう言われることがあります。
自分でも、そう思っている。
実際、若いころと同じようにはいきません。
その感覚は、間違っていないと思います。
ただ、ひとつだけ
確かめておけることがあります。
左右が、同じかどうか。
年齢による変化は、
時間をかけて進みます。
そして多くの場合、
左右の両方に現れます。
右だけ年をとる、ということはありません。
関節のすり減りも、筋肉の減り方も、
基本的には両側で進んでいきます。
だから、
・右だけがしびれる
・左の足だけ、つまずく
・片方の握力だけ落ちている
・片側の靴底だけ、減り方が違う
こうした偏りがあるとき、
年齢だけでは説明しにくい部分が
残ることになります。
年齢の変化が土台にあって、
そこへ別の理由が重なっている。
そういう見方もできます。
重なっているほうを見つけられれば、
変えられる余地があるかもしれません。
左右を比べる手がかりは、
生活のなかにあります。
・靴底の減り方を、左右で見比べる
・階段を上るとき、どちらの足から出るか
・片足で立ったとき、ぐらつきに差があるか
・靴下のゴムの跡が、片方だけ深くないか
・座っているとき、どちらに体重が寄っているか
どれも、道具は要りません。
差が見つかったとしても、
それが悪いというわけではありません。
人の体に、完全な左右対称はありません。
ただ、気になっている症状と
同じ側に偏りがあるなら、
そこに何かが重なっている可能性は
考えてみる価値があります。
試せることがあります。
・立つとき、軽いほうの足にも体重を乗せる
・荷物を持つ手を、ときどき替える
・脚を組む向きを、替える
・階段で、出す足を意識して変えてみる
偏りをゼロにする必要はありません。
いつも同じ側、という状態を
少し崩しておく。
そのうえで、
負担が集まりやすい側には、
使い方の癖が隠れていることがあります。
その偏りを、テープ一枚で分散させておく。
貼る位置は、どちら側にどう偏っているかで変わります。
片側の症状が急に強くなった、顔や言葉にも症状がある、力が入らない、ものが二重に見える。こうした場合は、すぐに医療機関へ相談してください。
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